青戸杏樹
あおとあんじゅ
東京都板橋区成増で生まれ、アメリカのミズーリ州で育ち、中学三年間を静岡県浜松市で過ごす。5歳よりヴァイオリンを始め、ミズーリ州立大学カンザスシティ校ミュージック•ダンスアカデミーにて若い演奏家に送られるドロシージマースカラーシップを取得。2012年日本に帰国後、世田谷ジュニアオーケストラにヴィオラ奏者で入団。同時期にクラリネット、バスクラリネットを始める。
2016年に東京藝術大学早期教育プロジェクトに参加。2018年NONAKA クラリネットアカデミーに参加。北軽井沢ミュージックセミナー2019,2021,2022に参加。
今まで大石莉帆、三界秀実、サトーミチヨ、四戸世紀に師事。Philippe Berrod, Wenzel Fuchs, Csaba Palfi, Charles Neidich, 大島文子, Andrew Simon, Harri Mäki, Hana Kim, Xiangyu Zhou、亀井良信のマスタークラスを受講。
梅本佑利氏の”Ghost for two clarinets”, “Filter for two clarinets “, “Psychedelic Candy for solo clarinet” を初演。”Psychedelic Candy for solo clarinet”は梅本氏のソロアルバムDream Sandwichに掲載。
第73回東京国際芸術協会新人演奏会に出演。The MAP International Music Competition 2021で名誉賞を受賞。SILVERSTIEN Clarinet Competition 2023 で特別賞を受賞(バスクラリネット最高位)。
Juilliard Orchestraで首席・副首席クラリネットだけではなく、バスクラリネットやコントラバスクラリネットなどの特殊管をメインで担当。そのほかのJuilliard AXIOM, Juilliard Opera、BeComEnsemble, Village Vireinの各アンサンブルにも参加。今までにJörg Widmann, John Adams, Jeffry Milarsky など数多くの指揮者と共演。
ジュリアード主催のJuilliard: The New Series にも参加し、2024年2月にAlvin Singleton作曲Argoru Va for solo bass clarinetを代表で演奏し、ジュリアードのダンサーと共演。同年10月にニューヨークフィルハーモニックの団員と指揮者David Robertson とプロジェクトを通して共演。
現代音楽を得意とし、現代音楽プロダクションや作曲家の方々が手がける初演プロダクションにも参加。2024年11月にJuilliard Choreography & Composersに参加。
演奏活動だけではなく教育関係にも携わり、ジュリアードMAPプログラム2022-2023,ジュリアードプレカレッジプログラム2023-2024各メンターをし、2024年夏にはUsdan Summer Camp of The Artsのクラリネット講師を勤めた。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校卒業。東京藝術大学音楽学部別科を経て、アメリカ・ニューヨークにあるジュリアード音楽院音楽学部3年次在学中、チャールズ・ナイディックに師事。